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『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話』12巻 :: 聖闘士星矢コミュ〜『聖域(サンクチュアリ)』〜

xpwiki:『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話』12巻

『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS(ザ ロスト キャンバス) 冥王神話』12巻 anchor.png[1]

発売日: 未定

第97話 カノン島の鬼[2]

【あらすじ】  水瓶座(アクエリアス)の黄金聖闘士デジェル[3]より、死か力を与えるというカノン島の鬼[2]の話を聞いたテンマ[4]は島へとやってくるが、島の人間は鬼を非常に恐れ、その話をするなとテンマ[4]に言う。  「実際、鬼なんていねェよ」と笑うテンマ[4]だが、老婆は人の肉と血を食する鬼の話をし、彼の前を去っていく。  洞窟内には骨と血がばら撒かれ、一瞬臆するテンマ[4]だが、意を決し、「強くなりてェんだ!!出てこい!!カノン島の鬼[2]!!」と叫ぶ。  すると…  「イキのいいのが来たな!!!骨まで喰らうか…」と、背後より現れる鬼。  鬼に圧倒されるテンマ[4]だが、膝をつき、弟子にしてくれと頼み込む。  一方、聖域(サンクリュアリ)では、アテナ(サーシャ[5])がデジェル[3]を教皇の間に呼んでいた。  彼女はデジェル[3]に氷の地ブルーグラードへの使いを頼む。  ブルーグラードはデジェル[3]にとって縁の地なのだ。  アテナは、空への進軍を可能にするため、自らとハーデス[6]に匹敵する大いなる力が必要だという。  彼女は海皇ポセイドン[7]の力を借りようとしていた。  洞窟内では、鬼はテンマ[4]に、弟子になりたいのならば、底の見えない奈落に飛び降りてみろと言う。  「お前が本当に必要とされている人間ならば死なん。力はそういう人間に宿る!!」  この鬼の試練に対し、テンマ[4]は思った。  「こんなつまんねェことで死ぬのかよ!!皆に散々助けてもらって、何も変えられないまま。そんなの…」  「そんなの!!!絶対にいやだ!!!俺は死なねえ!!!」  再び、意を決すると、飛び降りるテンマ[4]。  鬼は「愚かなガキよ!あの世で後悔するのだな、ウワーッハハハハ!!」と高笑いし、その場を去ろうとするが、背後から「あの世なんて、もう、一回、行ってるつーの…」と声がし、  「…もう一度言うぜ、俺を弟子にしてくれ!!!」  テンマ[4]が奈落より這い上がってきた!

第98話 灼熱の試練

【あらすじ】  奈落から這い上がり、弟子にしてくれと、カノン島の鬼[2]に懇願するテンマ[4]。すると、 「こんなものいらん!!!」  と、聖衣(クロス)の箱を奈落へと落とされてしまう。  動揺するテンマ[4]に 「たわけ!!!強くなりたいのならば、捨ておけ!!」 と言い、ついてくるよう告げる鬼。  溶岩の大瀑布に案内されると、そこで地鳴りが起こり、テンマ[4]は火山が噴火するのではないかと恐れるが、鬼は 「だまれ、カノン[8]島!!!」 と一喝。すると、火山は静まる。  鬼は言う。 「いい事を教えてやる小僧。強さとは力を屈服させることよ!!!」  すると、次にはマグマの中へと入っていく。  マグマをもろともせず、その中を進む鬼は、驚くテンマ[4]に「お前には無理か…、だろうな!お前は小宇宙(コスモ)の扱いが、極端に不器用そうだ!」と言い、マグマの球を掌に浮かべると、3日でそれをやるように課す。  できなければ、弱者のまま殺して喰らうのみと言い捨て、大瀑布の中へと消えた鬼に対して、やるしかない状況に追い込まれるテンマ[4]。  まずは当たって砕けろでマグマに手を突っ込むが、火傷し、鬼が「小宇宙を操ってみせろ」と言っていたことを思い出す。  テンマ[4]は小宇宙を高め、拳圧でマグマの表面を飛ばして、掌で制止させることに一瞬だが、成功。  その後、何度か挑戦するが、なかなか球を宙に止められない。  修行の最中、外の涼しさの中で、生きていることを実感するテンマ[4]。  その脳裏を過ぎるのは、死んでいった仲間たちの顔だった。  今のテンマ[4]には、落ち込んでいるヒマなんてないのだ。  テンマ[4]は、自分の内から湧きあがる宇宙を丁寧に正確に掌に集中させ、遂にはマグマの球を掌の上に浮かべることに成功する!  だが、そこに鬼が現れ、テンマ[4]の首に腕をかけると、マグマの滝の上から放り投げた!  「では、次の課題だな。」と鬼。  果たして、灼熱のマグマに落下したテンマ[4]の運命は!?

第99話 最終課題

【あらすじ】  カノン島の鬼[2]にマグマの滝に落とされたテンマ[4]。  鬼は「力を扱えんのなら、そのまま死ね!!!」と言い放つ。  生還する術を必死で考えるテンマ[4]は、掌でマグマを操った技術の応用により、全身を小宇宙(コスモ)で満たしていく。  そして、それを手の先から足の先まで拡散させ、湛えた。  鬼が「燃えつきたか…」と呟いた時、マグマが吹き上がり、テンマ[4]が現れた!  「どうだ、出来たぜ!!マグマの中から、死なずに戻ってきたぜ!!!」というテンマ[4]に対し、「当然だ」と言い切る鬼。  再び地鳴りが起こる中、鬼はテンマ[4]に最後の課題を告げた。  「カノン[8]島の噴火、お前の力で止めてみせよ!!!」  一方、聖域(サンクチュアリ)では、仕える女性たちが、デジェル[3]が教皇の間から戻ってから、自分の宮にこもりきりだと話していた。  彼女らは、教皇の星見の助手を務める程の賢人であるデジェル[3]のことを「聖域一の知の聖闘士」であると言う。  宝瓶宮の書斎で、ブルーグラードについての本を手に取るデジェル[3]。  そこは、かつて北極へと封じ込めたポセイドン[7]の魂を監視すべく派遣された聖闘士(セイント)の末裔が住む地だった。  だが、ポセイドン[7]もまたアテナの宿敵であるため、デジェル[3]は自らの命をこの任務にかける覚悟をしていた。  その時、テーブルが音を立て、机上の本に燭台の火が燃え移る。  それを事も無げに凍気で消すデジェル[3]だが、大器の震えに異変を感じ、宮の外に出ると、カノン[8]島が黒煙を上げていた。  島では、最後の課題に動揺するテンマ[4]が鬼に「もし…俺が失敗したら?」と問う。  すると、鬼は「この世に必要のないものが死ぬだけだろう…!!たとえば、このカノン[8]島に住む人間がな!!」という言葉を突きつけた。  さらに鬼は続ける。  「自信がないか?まだ力が足りないから、逃げておくか?なら、あの村は終わりだな。そして、この先、お前は誰も救えん。誰もな!!」と。  それがテンマ[4]の心に火をつけた。 「やってやるぜ、ちくしょォーッ!!!」  意を決したテンマ[4]は火口へと走る。  村では、人々が逃げ惑い、老婆が「鬼がこの世を終わらせる気じゃァーッ!!」と涙ながらに叫んでいた。

第100話 噴火

【あらすじ】  水瓶座(アクエリアス)の黄金聖闘士(ゴールドセイント)デジェル[3]が天蠍宮を訪れると、そこでは蠍座(スコーピオン)カルディア[9]が地奇星フログの冥闘士(スペクター)ゼーロス[10]をいたぶっていた。  何をしていたのかと問うデジェル[3]に対し、彼は直で冥闘士にロストキャンバスへと行く方法を聞いていたという。  デジェル[3]はアテナの勅命でブルーグラードへ向かうに際し、カルディア[9]についてきて欲しいと頼む。  「俺はそんな激寒耐えられんし、つまらん任は受けたくない」と一度は断るカルディア[9]だが、「海皇ポセイドン[7]」の名を聞くと目の色が変わり、「神か!!これ以上の獲物があるか!?」と興奮を隠さず、率先して歩き出す。  一方、カノン[8]島ではテンマ[4]が火山の噴火を止めるという最終課題に挑んでいた。  マグマを止められず、一度は諦めかけるテンマ[4]だが、五感が薄れていく中で、第七感=セブンセンシズに近づく。  そして、ついには噴火を止めることに成功したのだった!  その後、テンマ[4]を担いで火口を離れた鬼の下に、乙女座(バルゴ)アスミタ[11]の霊が現れる。  アスミタ[11]デフテロス[12]と呼ぶ鬼に「君は人のために力を奮う彼がうらやましいのだろう」と言い、 「戦え、私の分も。強者の君へ旧友(とも)として言おう」  そう告げた。  テンマ[4]が目を覚ますと、目の前には奈落に落とされたはずの天馬星座(ペガサス)の聖衣(クロス)があり、麓の村を救えたことに歓喜するのだった。

第101話 ブルーグラード

【あらすじ】  東シベリア−そこには、アテナの勅命を受け、ブルーグラードへと向かう水瓶座(アクエリアス)デジェル[3]と蠍座(スコーピオン)カルディア[9]の姿があった。  方向があっているのか心配するカルディア[9]だが、デジェル[3]は「黙ってついて来い、カルディア[9]。何の為にアテナ様が私をこの任に選んだと思っている。この氷の地が私を育てたからだ」と言う。  この氷の地は彼が育った場所なのだ。  ブルーグラードに着いた彼らは、その廃墟のような惨状を目の当たりにする。  その様子に驚くデジェル[3]たちに三人の戦士が襲いかかる!  だが、カルディア[9]は一瞬にしてその背後を取ると、指先から真紅の衝撃を放った!  スカーレット ニードルを打ち込まれ、倒れる戦士。  カルディア[9]はその男が冥闘士(スペクター)と思い、そのローブを剥がすが、彼が纏っていたのは冥衣(サープリス)ではなく、聖衣(クロス)に似たプロテクターだった。  そこに現れたのは、ブルーグラードの統治者ガルシア[13]の息子ユニティ[14]。  三人の戦士は氷戦士(ブルーウォーリアー)だという。  ユニティ[14]デジェル[3]の旧友だった。  デジェル[3]は聖闘士(セイント)の修行の合間に、ここでユニティ[14]とその父親より星見や様々な知識を教わったのだという。  その友は二人の黄金聖闘士(ゴールドセイント)を町の中心部へと案内した。  彼の説明によると、冥王軍がこの地へ攻めてきたのだという。  そして、このブルーグラードには膨大な書物が保管されていた。  軽口を叩くカルディア[9]デジェル[3]は「世界中のあらゆる英知がここには存在する。無尽蔵の書物は世界の宝だ!」と語るが、「俺から見れば、たかだか本を守るのに命がけの氷戦士は滑稽だ!勿論、それを狙う冥闘士もな!!」と反論に遭う。  「…スマン、ユニティ[14]。この男、口が悪い」と、かつての友に非礼を詫びるデジェル[3]。  二人が連れていかれたのは地下書庫だった。  やがてアテナの封印の護符が大量に貼られた部屋へと辿り着き、「この先に冥王軍の探しているものが…いや、君らの求める神の遺産がある!」と語るユニティ[14]がその封印を剥がすと、海皇ポセイドン[7]が姿を現した!

第102話 アトラ[15]ンティス

【あらすじ】  ブルーグラードの領主の子ユニティ[14]が地下書庫の奥の部屋のアテナの封印を剥がすと、光に包まれた水瓶座(アクエリアス)デジェル[3]と蠍座(スコーピオン)カルディア[9]は見たこともないような巨大都市の中にいた。  空に水の天井を湛えるそこは、デジェル[3]によると、ポセイドン[7]の都、海底都市アトラ[15]ンティスだと言う。  来るべき闘いに備え、黄金聖衣(ゴールドクロス)のマスクを装着する二人の黄金聖闘士。  デジェル[3]は共にやってきたユニティ[14]にブルーグラードへ戻るよう促すが、彼は逆にアトラ[15]ンティスの案内役を買って出る。  ユニティ[14]は橋渡しをさせて欲しいというのだ。  カルディア[9]は「足手まとい=『勝手に死ね』!!そこだけ理解しとけ」と言う。  ユニティ[14]デジェル[3]は、幼い頃、ダイヤモンドダストの舞う夜に語り合った思い出があった。  「君はなぜこんな滅びかけた極寒の町に来るんだい?」と聞かれ、「そりゃあ、このブルーグラードが好きだからさ」と答えるデジェル[3]。  ユニティ[14]はそんな友を「外の世界とブルーグラードの小さなかけ橋」だと言う。  そして、彼自身も「ブルーグラードと世界のかけ橋」となることを誓うのだった。  「ブルーグラードに来てくれて、好きになってくれて、ありがとうデジェル[3]」と言うユニティ[14]。  そして、二人はお互い聖闘士とブルーグラードの領主となり、それぞれの世界を繋ぐかけ橋となる約束をした。  そのユニティ[14]デジェル[3]カルディア[9]を海皇ポセイドン[7]の眠る中央神殿へ導いたが、  神殿に着いたところで、突如背後から現れた天猛星ワイバーンのラダマンティス[16]に胸を貫かれてしまう。  「パンドラ[17]様の危惧された通り、現れたな聖闘士ども。瞬時に一掃してくれる」と言い放つ、冥界三巨頭の一人。  ユニティ[14]デジェル[3]の名を呼びながら、床に倒れた。  さらにはラダマンティス[16]の背後より、パンドラ[17]が現れる。  彼女は、ポセイドン[7]と話をつけに来たのだという。  「さあ、そこをどけ、聖闘士ども!!!」とパンドラ[17]。  友を討たれたデジェル[3]の表情が一変した。

第103話 怒り

【あらすじ】  友ユニティ[14]を殺され、怒りに燃える水瓶座(アクエリアス)デジェル[3]は、パンドラ[17]と天猛星ワイバーンのラダマンティス[16]に向けて、オーロラ エクスキューションを放つ。  一瞬、二人を凍結させたかに思われたが、ラダマンティス[16]は咆哮一つでそれを跳ね除けた!  余波で吹き飛ばされるデジェル[3]と蠍座(スコーピオン)カルディア[9]。  パンドラ[17]ラダマンティス[16]に後を任せ、海皇ポセイドン[7]の下へ向かおうとする。  その際、「ミーノス[18]のような失態、くれぐれも演じるな」と釘を刺すが、天猛星ワイバーンの冥闘士は「やっと解き放たれた戦場、どうして失態など犯せましょう。双子神のようにな!!」と言い放つ。  先へ進もうとするパンドラ[17]の体をデジェル[3]の氷の輪(カリツォー)が包み込む。  だが、それもラダマンティス[16]の翼竜の羽によって打ち砕かれてしまう。  ラダマンティス[16]の気迫に、デジェル[3]パンドラ[17]を先に行かせ、一騎打ちに挑む覚悟を決める。  グリーディング ロア VS オーロラ エクスキューション!  軍配は前者に上がった!  だが、デジェル[3]を守ったのはカルディア[9]だった。  「小虫二匹、どちらが先でも構わん。どうせ二匹とも、踏み殺すまでよ!」と言うラダマンティス[16]に対し、「ホントに?」と蠍座の黄金聖闘士(ゴールドセイント)。  ラダマンティス[16]の冥衣(サープリス)にはスカーレット ニードルの毒針が撃ち込まれていた!  蠍が翼竜を獲物に定めたのだ!

第104話 蠍の毒

【あらすじ】  天猛星ワイバーンのラダマンティス[16]の挑発に闘志を燃やし、「あいつを狩れたら、最高の気分になる!!」と豪語する蠍座(スコーピオン)カルディア[9]。  これは任務なのだから、勝手な真似をするなと言う水瓶座(アクエリアス)デジェル[3]だが、蠍座の黄金聖闘士(ゴールドセイント)は、逆に彼の逆上ぶりを指摘し、ユニティ[14]たちブルーグラードの民が守ってきた海皇ポセイドン[7]の遺産を守るため、先に進むよう、諭す。  そんな二人のやり取りを聞き、「生意気な!俺の翼をかいくぐって進むという事か…?出来るのか!?小虫ども!!」と翼竜(ワイバーン)。  ラダマンティス[16]は必殺のグレイテスト コーションを放つ。  一方のパンドラ[17]は、海皇ポセイドン[7]の遺産の眠る巨大な扉の前に到達。  その力を破壊するため、勢いよく扉を開けたパンドラ[17]だが、瞬間、強大な小宇宙(コスモ)に包まれる!  グレイテスト コーションにより、深手を負ったデジェル[3]カルディア[9]だが、カルディア[9]は高笑いし、「さぞ残忍に殺してくれるんだろうな!しくじるなよ!さあ、翼竜(ワイバーン)のお前!!」と、なおも挑発。  ラダマンティス[16]は再び技を放とうとするが…  先に撃ち込まれていたスカーレット ニードルの毒は彼の左半身の自由を奪い、その隙を突いて、デジェル[3]は脇を通り抜けることに成功した!  「今回だけはお前の口車に乗ってやる、カルディア[9]。だが、死ぬなよ!!!」とデジェル[3]。  「ぬかった…。パンドラ[17]様の下へは行かせん!!!」と、踵を返すラダマンティス[16]。  だが、カルディア[9]はそんな三巨頭を「パンドラ[17]様、パンドラ[17]様か。笑わせるなよ、俺が小虫なら、お前は犬だな!」と一笑に付す。  それの言葉が翼竜を本気にさせた!  「俺のひざを地につかせ、あげく犬とはな。小虫風情が言ってくれる。」  「いいだろう!!少しの間だけ相手をしてやる。蠍座(スコーピオン)!!まずは貴様から血祭りだ!!」  眠れる竜を目覚めさせてしまったカルディア[9]に勝機はあるのか…?

第105話 力の糧

【あらすじ】  蠍座(スコーピオン)カルディア[9]のスカーレット ニードルの毒により、体の自由がきかず、水瓶座(アクエリアス)デジェル[3]を先に進ませてしまった天猛星ワイバーンのラダマンティス[16]。  彼は不覚、失態を覚えた。  為すべきを為せなかった自分を許せなかった。  三巨頭、いや、冥王軍として、女神の聖闘士(セイント)に後れを取るなど、あってはならないことなのだ。  再びグリーディング ロアを放つラダマンティス[16]。  だが、威力もスピードも先ほどより上だ。  吹っ飛ばされるカルディア[9]。  ラダマンティス[16]は言う。  「本当に『冥王軍の犬』か!?だが、それで結構だ!!」「貴様ら女神の聖闘士も同じだろう!?それが軍のはずだ!!女神の聖闘士!!」  蠍座の黄金聖闘士(ゴールドセイント)は海底都市の天井に叩きつけられる。  ラダマンティス[16]の脳裏には去来する思いがあった。  それはパンドラ[17]ハーデス[6]を夢界の底に幽閉した時のこと。  双子神に従うことは苦渋でしかなかった。  だが、ハーデス[6]が覚醒し、主として戻った今、彼の腹は決まった。  「もう二度と違わん!!」「役目を、戦場を。冥王軍の…、ハーデス[6]様のために!!」「俺にとっては、これが開戦!!!」  カルディア[9]が起き上がってきた。  彼はラダマンティス[16]とは正反対の思いで戦っていた。  海底都市に来たのも、ラダマンティス[16]との一戦を仕組んだのも、「何かある!」と感じたからだという。  翼竜(ワイバーン)には、そういった生き方が一番我慢ならなかった。  戦士でもない、自分本位の青二才の生き方が。  「今度こそ確実に心臓貫いてくれる!!!」と荒ぶるラダマンティス[16]。  だが、カルディア[9]は満足そうな笑みを浮かべると、「俺はずっと探してたんだよ。俺の心臓に火を点ける相手を!!この熱を、命を全弾ぶつける相手!!!」と言い放つ。  それぞれの思いとともに、ラダマンティス[16]カルディア[9]、二人の小宇宙(コスモ)が激突した!


Last-modified: 2008-10-20 (Mon) 16:03:40 (JST) (4394d) by seiya