2007/12/28 金曜日

2007年の「聖闘士星矢」総括(2)

「テリブルプロビデンス」を受けるマニゴルド

手代木史織の『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話』は、車田正美の『聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』と基本の設定を同じくしながらも、繊細な絵と黄金聖闘士(ゴールドセイント)たちの死に様を基軸に据えた展開で多くのファンを獲得し、リアルタイムで原作にハマッた世代を今再び熱くさせています。

これまでに魚座(ピスケス)のアルバフィカ、乙女座(バルゴ)のアスミタ、牡牛座(タウラス)のアルデバラン(本名:ハスガード)が死んでいき、今、蟹座(キャンサー)のマニゴルドが追い詰められています。

彼らのキャラクターは原作の黄金聖闘士以上に深く掘り下げられ、魅力的な人間に描かれており、それが人気の要因の一つです。

また、冥闘士(スペクター)なども、原作に登場した者たち以外にもオリジナルのキャラクターが数多く登場し、聖闘士(セイント)たちと熱い闘いを繰り広げています。

中でも、天暴星ベヌウの輝火(かがほ)は、ファンの間で原作の鳳凰星座(フェニックス)一輝の前世ではないかとも言われ、アルデバランの好敵手となりました。

今後の展開ですが、結末として天秤座(ライブラ)童虎と牡羊座(アリエス)シオン以外の聖闘士(セイント)が全て死ぬことが分かっている物語なので、彼らがどのような形で散っていくのか、そして、残りの黄金聖闘士たちがどのように描かれるのかに注目が集まります。

また、テンマ、アローン(ハーデス)、サーシャ(アテナ)の幼馴染みの三人の関係がどう帰結するのかもポイントです。

2008年もますます熱く盛り上がるであろう『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話』から目が離せません!

画像の出典:『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話』(原作:車田正美、漫画:手代木 史織、秋田書店)


2007/12/27 木曜日

LC第66話 走馬灯

Filed under: 今週の『ザ ロスト キャンバス』 — 聖闘士 星矢 @ 12:36:09

LC第66話 走馬灯
[週刊少年チャンピオン4+5号掲載]
※ネタバレ必死!

【あらすじ】

起死回生の『積尸気魂葬破』(せきしきこんそうは)で死の神タナトスに傷を負わせた蟹座(キャンサー)マニゴルド。

タナトスは「お前たちの命など俺にとっては虫ケラ以下。浮かんでは消える泥濘(でいねい)の泡、塵芥(ちりあくた)よ。」と言い、「テリブルプロビデンス」を放つ。

マニゴルドは師であるセージを庇い、その身に受けるが、「塵芥」の言葉に、ある記憶が走馬灯のように蘇る。

それは幼き日、自身が追いはぎをしていた時に、その前に現れたセージとの出会いの記憶だった。

マニゴルドはセージにナイフを振り翳し、ロザリオや首飾りを奪い取ろうとするが、切り裂かれた服の下に見たのは黄金の鎧=黄金聖衣(ゴールドクロス)だった。

セージはマニゴルドのすさんだ言動に「さぞ人の命が塵芥にみえていたのだろうな。」と言い、人の命は決してそんなものではなく、宇宙であり、輝くことができるのだと教える。

その言葉にマニゴルドは涙し、セージは彼を聖域(サンクチュアリ)へと連れ帰った。

そんなマニゴルドに今、セージは「マニゴルドよ、命は塵芥だったか?お前に彼らの生はどう見えた!?」と問い、聖域での仲間たちとの研磨の日々やアルバフィカやアルデバランの死の意味を尋ねた。

「テリブルプロビデンス」に死を覚悟したマニゴルドだったが、セージがその命を再び救う。
彼は弟子を「後先考えずに己を捨てるな!まったく、お前はあの頃と少しも変わっておらん!」と叱るが、自分は既に子どもの頃とは違うというマニゴルドは「たとえ神から見りゃクズだろーが、ゴミだろーが、一度は派手に輝きてェよなァ。」と呟き、立ち上がった。

【感想】

今回はマニゴルドの過去が明らかになりました。

彼がどのような経緯でセージの弟子となったか。

マニゴルドの成長は偉大な師があってこそなのですね。

師の言葉に涙する純粋な一面も、意外で、良かったですね。

あと、死んでいったアルバフィカやアルデバランが一コマだけ出ていたのもちょっと嬉しかったり。
原作そっくりなウルフとヒドラも出ていましたが。w

それにしても、走馬灯まで見てしまって、年明け早々、死んでしまいそうな予感。。
辛いなぁ。。

【今回の名台詞】

「マニゴルドよ、命は塵芥だったか?お前に彼らの生はどう見えた!?」(教皇セージ)
→いい言葉だ…。セージは最高の師匠です!

「たとえ神から見りゃクズだろーが、ゴミだろーが、一度は派手に輝きてェよなァ」(マニゴルド)
→人間の意地を見せるマニゴルド。しかし、この決意が、死に向かいそうで怖い…。

画像の出典:『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話』(原作:車田正美、漫画:手代木 史織、秋田書店)


2007/12/26 水曜日

2007年の「聖闘士星矢」総括(1)

週刊少年チャンピオン1号 表紙

 今年は週刊少年チャンピオンにおける『聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』(車田正美)、『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話』(原作:車田正美、漫画:手代木 史織)の連載、月刊チャンピオンREDにおける『聖闘士星矢 エピソードG』(原作:車田正美、漫画:岡田芽武)の連載、PS2ソフト「冥王ハーデス十二宮編」の発売、アニメ『聖闘士星矢 冥王ハーデス冥界編 後章』の放映&DVDリリース、アニメ『聖闘士星矢 冥王ハーデス エリシオン編』の制作決定など、星矢ファンにとっては充実した一年だったと言えるのではないでしょうか。

 そんな中でも目玉と言えるのはやはり車田正美オリジナルの新作である『聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』かと思うのですが、ランダム掲載に変わってから約半年の間隔が開いたのは、残念でした。
 正直、多くの読者は前回の話を忘れてしまうと思いますし。。

 しかし、その一方で、手代木 史織の『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話』が週刊連載で頑張り、前者以上の支持を獲得しました。

 その辺の話は、また次回…。

★PS2ソフト『冥王ハーデス十二宮編』
http://www.bandaigames.channel.or.jp/list/ps2_seiya2/

★東映アニメ『冥王ハーデス エリシオン編』
http://www.toei-anim.co.jp/sp/seiya/

画像の出典:『聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』(車田正美、秋田書店)


2007/12/21 金曜日

『聖闘士星矢』キャラクター列伝 (19) 辰巳徳丸

Filed under: 『聖闘士星矢』キャラクター列伝 — 聖闘士 星矢 @ 9:19:37

辰巳徳丸

辰巳徳丸

【紹介】

ギリシア・聖域(サンクチュアリ)より天馬星座(ペガサス)の聖衣(クロス)を持って日本へと帰ってきた星矢を待っていたのは、グラード財団総帥・城戸光政の孫娘、城戸沙織(きどさおり)だった。

辰巳徳丸(たつみとくまる)はその城戸家に執事として仕え、沙織を支える傍ら、星矢たちには冷酷な態度を取ってきた。

一輝が瞬を追って屋敷から脱走しようとした際には、吊し上げ、痛めつけ、一輝の怒りを買うことに。

その後、星矢たちがアテナ=沙織の下で闘うようになってからは、和解。

聖域(サンクチュアリ)十二宮の決戦にも付いていき、黄金の矢に倒れた沙織を剣道三段の腕前で守り、雑兵を倒したことも。

登場 :サガ反乱編~冥王ハーデス編

【コメント】

辰巳徳丸は、星矢たちとは違った意味で、熱い男です。w

当初は悪者的立場で星矢たちをいびってきましたが、それもひとえに沙織お嬢様のため。

剣道で雑兵を一人倒すも逆にピンチに陥り、邪武たちに助けられるシーンは愛らしいですが、個人的に一番印象に残っているのは、海皇ポセイドン編の1話目で、海闘士(マリーナ)の雑兵を倒したアイオリアを「おお、アイオリア、よくやった。」と偉そうに労うところです。(笑)

沙織の成長を幼い頃から見てきた辰巳の、彼女に対する忠誠心は、聖闘士以上と言えるかもしれませんね。


2007/12/19 水曜日

『聖闘士星矢』キャラクター列伝 (18) 貴鬼

Filed under: 『聖闘士星矢』キャラクター列伝 — 聖闘士 星矢 @ 8:25:20

貴鬼

貴鬼

【紹介】 

銀河戦争(ギャラクシアン・ウォーズ)で破壊された、天馬星座(ペガサス)と龍星座(ドラゴン)の聖衣(クロス)を修復するため 、紫龍が訪れたチベットの秘境ジャミールで、岩を浮遊させ、彼を襲ったのが、貴鬼(きき)だ。

貴鬼は牡羊座(アリエス)ムウの弟子で、命を賭けて聖衣を修復させた紫龍に代わり、聖衣を星矢たちの下へと届ける。

その後も、ムウとともに星矢たちの危機を救い、海皇ポセイドン編では、海底神殿を支える七本の柱を破壊することの出来る天秤座(ライブラ)の黄金聖衣(ゴールドクロス)の武器を星矢たちの下へと運び、北氷洋を守るクラーケンのアイザックに痛めつけられたりもしたが、聖闘士(セイント)とともに闘う戦士の一人として、誇りを持って、聖衣を守りきった。

冥王ハーデス編では、終盤、魔鈴が聖域(サンクチュアリ)近郊のロドリオ村から星矢の姉・星華(セイカ)を探し出してくると、タナトスの攻撃から彼女を守るため、魔鈴、邪武らと共に体を張った。

登場 :サガ反乱編~冥王ハーデス編

【コメント】

原作のマスコットキャラ(?)アッペンデックスの貴鬼です。

まだ8歳の男の子ですが、そのガッツは星矢たちにも負けません。

彼が後々、ムウの後を継いで、牡羊座(アリエス)の黄金聖闘士になるのでしょうか。

だとしたら、シオン→ムウ→貴鬼と、引眉は牡羊座の聖闘士の重要な資質ということになりますね。w


2007/12/13 木曜日

LC第65話 師弟

Filed under: 今週の『ザ ロスト キャンバス』 — 聖闘士 星矢 @ 8:39:22

LC第65話 師弟
[週刊少年チャンピオン2+3号掲載]
※ネタバレ必死!

【あらすじ】

弟子であるマニゴルドの危機に、死の神タナトスの前に現れた教皇セージ。
前聖戦のアテナの血によって書かれた護符により、その身を守ったという彼は、護符を一閃すると、超次元空間を閉じてしまう。

教皇は前聖戦で苦しめられたタナトスとヒュプノスに会うため、冥王と因縁を持つテンマの護衛にマニゴルドを付け、二神が干渉してくる機会を待ったのだという。

だが、彼はハーデスの結界外にある離宮で弟子を苦況に追い込んだ神の力も認め、警戒を促した。

そんな師弟に対し、タナトスが次に放ったのは、自らが命を積んだ霊が相手を捕らえ、冥府に引き込む技『タルタロズフォビア』。

教皇は「これが霊的なものならば、こちらにも分はある。」とマニゴルドに伝える。

霊に引き寄せられたかに見えたマニゴルドだが、それはフェイクで、『積尸気魂葬破』(せきしきこんそうは)で、タルタロズフォビアの霊たちを爆破、一掃した。

神の一手先を読む師の強力なサポートを得て、マニゴルドはタナトスに対し、チェックメイトを宣言する!

【感想】

今回は教皇セージの渋さとマニゴルドのかわいらしさ(笑)が全開です。

この時代の蟹座師弟の活躍で、蟹座の復権は完全に図られたのではないでしょうか…?

後の聖戦時までタナトスが死なないことも分かっているので、あとは二人がうまく彼を封じてくれるのを願うばかりですが。

【今回の名台詞】

「神の一手先を読んでこその教皇!」(教皇セージ)
→まさに老かいな教皇!その読みは二度に渡り、神であるタナトスを凌駕した!カッコイイぜ!!

「チェックメイトかな?タナトス様」(マニゴルド)
→恐ろしいほど頼りになる師のサポートを得て、百人力のマニゴルド。師の前では彼もかわいいものです。w

画像の出典:『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話』(原作:車田正美、漫画:手代木 史織、秋田書店)


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