
[週刊少年チャンピオン32号掲載]
※ネタバレ必至!
【あらすじ】
陰腹(かげばら)を切ったハクレイは、弟子の前で、命と引きかえる最後の技を発動する。
周囲に現れる、幾多の聖闘士(セイント)たち。
積尸気(せきしき)を通して、前聖戦の戦士たちの魂を召還したのだ!
ハクレイは言う。
「人間にとっての二百数十年の執念!そう軽いものではない。」

「積尸気転霊波(せきしきてんりょうは)!」
戦士たちの小宇宙(コスモ)がヒュプノスに襲い掛かる!
しかし、それを受け止める眠りの神。
自らの肉体を捨てて、魂となり、自身も転霊波に加わるハクレイ!

「同胞(とも)よ、弟子よ、これが人間(わし)の執念」
ハクレイの執念がヒュプノスの冥衣(サープリス)のマスクを割る。
「フフ…、執念だけで、私に一撃届かせるとはな。やはり人間はどうしようもなく愚かだ…」

「だが見事だ」
ヒュプノスの魂がハクレイの元へと流れる。
牡羊座(アリエス)シオンと鶴星座(クレイン)ユズリハの前で師は起き上がり、聖柩を取り出した。
彼は言う。
「…封じたぞ、ヒュプノス、二神を。だが…同胞(とも)らはまだ死なせてはくれんようだな…」
そして、立ち上がった。
シオンは、師が生きて背負い続けた悲願を目の当たりにして、胸に熱いものを感じていた。
自らの最後の役割として、ハクレイは最後の結界を消滅させるため、六芒星の中心に剣を突き立てようとする。
「次代の子らよ、いざ!!」

突然、血を吐いて倒れるハクレイ!
響く声。
「ヒュプノスめ、人間相手に油断でもしたか…。こんなに簡単に死んでしまうのになぁ、人間など。」
姿を現した冥王。
「ハーデス!!」
叫ぶシオン。

「見事なのは、血の鮮やかさくらいだろうに。」
ハクレイの血を自らの顔に塗るハーデス。
そこにアローンの優しさはなかった…!
【感想】
いきなり、最終回直前のような展開です!
ヒュプノスがこんなにもあっけなく封印されてしまうとは…!
まだエターナル ドラウジネスも放ってないのに…。
オネイロスの方が全然しぶとかったなぁ。。
悲願を果たしたハクレイも、言葉もなく、いきなり死んでしまうとは!
そして、ラスボス ハーデスが自ら現れるとは!
何か、打ち切りが決定した漫画の最終回前週のような展開で、ちょっと心配ですが。。
しかし、今回は迫力の見開きが多く、凄まじかったです!
まさか、過去の聖闘士を大集合させてしまうとは…!これは反則技だ。f^_^;
さらにハクレイは、若返って祭壇星座(アルター)の聖衣を纏った姿で、幽体離脱しています。
実際の祭壇星座の聖衣はセージが着ていってしまいましたからね。笑
しかし、師が生きて背負い続けた悲願、そして、その死を目の当たりにして、シオンはどうなる!?
結果的に、原作の厳しいシオンになっていくのでしょうが。
いずれにせよ、先が読めなくなってきました!
いつも以上に次回が気になります!!
【今回の名台詞】
「やはり人間はどうしようもなく愚かだ…。だが見事だ」(ヒュプノス)
→最期、人間を認めたヒュプノス。認めさせたハクレイの執念。
「こんなに簡単に死んでしまうのになぁ、人間など。見事なのは、血の鮮やかさくらいだろうに。」(ハーデス)
→ヒュプノスの言葉と対になるハーデスの言葉。物語序盤に「真実の赤」と喩えられた、鮮やかな人間の血を顔に塗る彼は、最早アローンの心を失ってしまっているようです。
画像の出典:『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS(ザ ロスト キャンバス) 冥王神話』(原作:車田正美、漫画:手代木 史織、秋田書店)