2008/9/25 木曜日

THE LOST CANVAS(ザ ロスト キャンバス) 第102話 アトランティス

Filed under: 今週の『ザ ロスト キャンバス』 — 聖闘士 星矢 @ 14:36:17

海底都市アトランティス
[週刊少年チャンピオン43号掲載]
※ネタバレ必至!

『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS(ザ ロスト キャンバス) 冥王神話』単行本(コミックス)第10巻は絶賛発売中です!

【あらすじ】

 ブルーグラードの領主の子ユニティが地下書庫の奥の部屋のアテナの封印を剥がすと、光に包まれた水瓶座(アクエリアス)デジェルと蠍座(スコーピオン)カルディアは見たこともないような巨大都市の中にいた。

 空に水の天井を湛えるそこは、デジェルによると、ポセイドンの都、海底都市アトランティスだと言う。

 来るべき闘いに備え、黄金聖衣(ゴールドクロス)のマスクを装着する二人の黄金聖闘士。

 デジェルは共にやってきたユニティにブルーグラードへ戻るよう促すが、彼は逆にアトランティスの案内役を買って出る。

 ユニティは橋渡しをさせて欲しいというのだ。

 カルディアは「足手まとい=『勝手に死ね』!!そこだけ理解しとけ」と言う。

 ユニティとデジェルは、幼い頃、ダイヤモンドダストの舞う夜に語り合った思い出があった。

 「君はなぜこんな滅びかけた極寒の町に来るんだい?」と聞かれ、「そりゃあ、このブルーグラードが好きだからさ」と答えるデジェル。

 ユニティはそんな友を「外の世界とブルーグラードの小さなかけ橋」だと言う。

ユニティとデジェルの誓い

 そして、彼自身も「ブルーグラードと世界のかけ橋」となることを誓うのだった。

 「ブルーグラードに来てくれて、好きになってくれて、ありがとうデジェル」と言うユニティ。

 そして、二人はお互い聖闘士とブルーグラードの領主となり、それぞれの世界を繋ぐかけ橋となる約束をした。

 そのユニティはデジェルとカルディアを海皇ポセイドンの眠る中央神殿へ導いたが、

ユニティがラダマンティスの手に!

 神殿に着いたところで、突如背後から現れた天猛星ワイバーンのラダマンティスに胸を貫かれてしまう。

 「パンドラ様の危惧された通り、現れたな聖闘士ども。瞬時に一掃してくれる」と言い放つ、冥界三巨頭の一人。

 ユニティはデジェルの名を呼びながら、床に倒れた。

パンドラ登場!

 さらにはラダマンティスの背後より、パンドラが現れる。

デジェルの静かなる怒り

 彼女は、ポセイドンと話をつけに来たのだという。

 「さあ、そこをどけ、聖闘士ども!!!」とパンドラ。

 友を討たれたデジェルの表情が一変した。

【感想】

  今回はデジェルとユニティの過去話が展開、そして、そのユニティが願いもむなしく、胸を貫かれてしまいます!

  そして、冥界三巨頭の一人、ラダマンティスが遂に登場!

 デジェルの少年時代はちょっとやんちゃで真っ直ぐな少年といった感じですね。
 ユニティとの幼き日の誓い、友情が微笑ましいです。
 しかし、それがとても切なく、悲しいものになってしまうとは。。

  次回、怒れるデジェルの本気の力が見られるのか!?
  そして、パンドラとラダマンティスの動向は!?

  緊迫の展開です!!

【今回の名台詞】

「足手まとい=『勝手に死ね』!!そこだけ理解しとけ」(カルディア)
→今回はカルディアは第三者的立場にとどまりましたが、こういった物言いは彼らしいですね。f^_^;

「ブルーグラードに来てくれて、好きになってくれて、ありがとうデジェル」(ユニティ)
→ダイヤモンドダストの下で感謝を伝えるユニティ。そして、それに応えるデジェル。微笑ましい友情です!

画像の出典:『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS(ザ ロスト キャンバス) 冥王神話』(原作:車田正美、漫画:手代木 史織、秋田書店)

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2008/9/18 木曜日

THE LOST CANVAS(ザ ロスト キャンバス) 第101話 ブルーグラード

Filed under: 今週の『ザ ロスト キャンバス』 — 聖闘士 星矢 @ 12:48:32

ブルーグラードの地に立つデジェル
[週刊少年チャンピオン42号掲載]
※ネタバレ必至!

『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS(ザ ロスト キャンバス) 冥王神話』単行本(コミックス)第10巻は絶賛発売中です!

【あらすじ】

 東シベリア-そこには、アテナの勅命を受け、ブルーグラードへと向かう水瓶座(アクエリアス)デジェルと蠍座(スコーピオン)カルディアの姿があった。

 方向があっているのか心配するカルディアだが、デジェルは「黙ってついて来い、カルディア。何の為にアテナ様が私をこの任に選んだと思っている。この氷の地が私を育てたからだ」と言う。
 この氷の地は彼が育った場所なのだ。

 ブルーグラードに着いた彼らは、その廃墟のような惨状を目の当たりにする。

 その様子に驚くデジェルたちに三人の戦士が襲いかかる!

 だが、カルディアは一瞬にしてその背後を取ると、指先から真紅の衝撃を放った!

スカーレット ニードル炸裂!

 スカーレット ニードルを打ち込まれ、倒れる戦士。

 カルディアはその男が冥闘士(スペクター)と思い、そのローブを剥がすが、彼が纏っていたのは冥衣(サープリス)ではなく、聖衣(クロス)に似たプロテクターだった。

 そこに現れたのは、ブルーグラードの統治者ガルシアの息子ユニティ。
 三人の戦士は氷戦士(ブルーウォーリアー)だという。

ユニティ登場

 ユニティはデジェルの旧友だった。

 デジェルは聖闘士(セイント)の修行の合間に、ここでユニティとその父親より星見や様々な知識を教わったのだという。

 その友は二人の黄金聖闘士(ゴールドセイント)を町の中心部へと案内した。
 彼の説明によると、冥王軍がこの地へ攻めてきたのだという。

 そして、このブルーグラードには膨大な書物が保管されていた。

 軽口を叩くカルディアにデジェルは「世界中のあらゆる英知がここには存在する。無尽蔵の書物は世界の宝だ!」と語るが、「俺から見れば、たかだか本を守るのに命がけの氷戦士は滑稽だ!勿論、それを狙う冥闘士もな!!」と反論に遭う。

 「…スマン、ユニティ。この男、口が悪い」と、かつての友に非礼を詫びるデジェル。

 二人が連れていかれたのは地下書庫だった。

ブルーグラードの地下書庫

 やがてアテナの封印の護符が大量に貼られた部屋へと辿り着き、「この先に冥王軍の探しているものが…いや、君らの求める神の遺産がある!」と語るユニティがその封印を剥がすと、

海皇ポセイドン現る!

  海皇ポセイドンが姿を現した!

【感想】

  今回はデジェルとカルディアの珍道中です!笑

  デジェルの旧友のユニティなる新キャラも登場!

 ブルーグラードにはやはり氷戦士(ブルーウォーリアー)がいました!

 そして、いきなり姿を現したポセイドン!

  次号、二人の黄金聖闘士と神の闘いが始まるのか!?

【今回の名台詞】

「黙ってついて来い、カルディア。何の為にアテナ様が私をこの任に選んだと思っている。この氷の地が私を育てたからだ」(デジェル)
→まさにここが彼のホームグラウンドなのですね。デジェルの本領が発揮されるのが楽しみです!

「俺から見れば、たかだか本を守るのに命がけの氷戦士は滑稽だ!勿論、それを狙う冥闘士もな!!」(カルディア)
→「静より動」のカルディアの性格をよく現している一言だと思います。デジェルとは対極ですね。。

画像の出典:『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS(ザ ロスト キャンバス) 冥王神話』(原作:車田正美、漫画:手代木 史織、秋田書店)

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2008/9/16 火曜日

『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS(ザ ロスト キャンバス) 冥王神話』キャラクター列伝 (31) デフテロス

Filed under: 『ザ ロスト キャンバス』キャラクター — 聖闘士 星矢 @ 0:17:02

デフテロス

画像「カノン島の鬼」

【紹介】 

 『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS(ザ ロスト キャンバス) 冥王神話』で描かれた243年前の聖戦で、 天秤座(ライブラ)童虎らを失い、自らの力不足を嘆くテンマの前に、水瓶座(アクエリアス)の黄金聖闘士デジェルが現れ、地中海のカノン島という島の存在を教えた。
 そこに住む鬼ならば、死か力をテンマに与えるだろうと言う。

 そのカノン島では、鬼が聖闘士たちを相手に猛威を振るっていた。
 「弱い…、怒りが湧くほどに…。こんなものなのか…!?最近の聖闘士はーッ!!」
 という鬼は、ペルセウス座の聖闘士を踏み潰し、メドゥサの盾を噛み砕きながら、その場を引こうとする聖闘士たちにも「力なき者は死あるのみ!!!」と宣告する。

 島の洞窟にやってきたテンマが、意を決し、「強くなりてェんだ!!出てこい!!カノン島の鬼!!」と叫ぶと、「イキのいいのが来たな!!!骨まで喰らうか…」と、背後より現れる鬼。
 鬼に圧倒されるテンマだが、膝をつき、弟子にしてくれと頼み込む。
 すると、鬼はテンマに、弟子になりたいのならば、底の見えない奈落に飛び降りてみろと言う。
 「お前が本当に必要とされている人間ならば死なん。力はそういう人間に宿る!!」
 意を決すると、飛び降りるテンマ。
 鬼は「愚かなガキよ!あの世で後悔するのだな、ウワーッハハハハ!!」と高笑いし、その場を去ろうとするが、這い上がってくるテンマ。

 彼は鬼に再び弟子にしてくれと懇願するが、
「こんなものいらん!!!」
 と、聖衣(クロス)の箱を奈落へと落とされてしまう。
 動揺するテンマに
「たわけ!!!強くなりたいのならば、捨ておけ!!」
と言い、ついてくるよう告げる鬼。
 溶岩の大瀑布に案内されると、そこで地鳴りが起こり、テンマは火山が噴火するのではないかと恐れるが、鬼は
「だまれ、カノン島!!!」
と一喝。すると、火山は静まる。
 鬼は言う。
「いい事を教えてやる小僧。強さとは力を屈服させることよ!!!」
 すると、次にはマグマの中へと入っていく。
 マグマをもろともせず、その中を進む鬼は、驚くテンマに「お前には無理か…、だろうな!お前は小宇宙(コスモ)の扱いが、極端に不器用そうだ!」と言い、マグマの球を掌に浮かべると、3日でそれをやるように課す。
 できなければ、弱者のまま殺して喰らうのみと言い捨て、大瀑布の中へと消えた鬼に対して、やるしかない状況に追い込まれるテンマ。
 自分の内から湧きあがる宇宙を丁寧に正確に掌に集中させ、遂にはマグマの球を掌の上に浮かべることに成功するが、そこに鬼が現れ、テンマの首に腕をかけると、マグマの滝の上から放り投げた!

 「では、次の課題だな。」と言う鬼は、次には「力を扱えんのなら、そのまま死ね!!!」と言い放つ。
 鬼が「燃えつきたか…」と呟いた時、マグマが吹き上がり、テンマが現れる。
 「どうだ、出来たぜ!!マグマの中から、死なずに戻ってきたぜ!!!」というテンマに対し、「当然だ」と言い切る鬼。

 再び地鳴りが起こる中、鬼はテンマに最後の課題を告げた。
 「カノン島の噴火、お前の力で止めてみせよ!!!」
 島では、最後の課題に動揺するテンマが鬼に「もし…俺が失敗したら?」と問う。
 すると、鬼は「この世に必要のないものが死ぬだけだろう…!!たとえば、このカノン島に住む人間がな!!」という言葉を突きつけた。
 さらに鬼は続ける。
 「自信がないか?まだ力が足りないから、逃げておくか?なら、あの村は終わりだな。そして、この先、お前は誰も救えん。誰もな!!」と。
 それがテンマの心に火をつけた。
 意を決したテンマは火口へと走る。
 そして、ついには噴火を止めることに成功したのだった。

 その後、テンマを担いで火口を離れた鬼の下に、乙女座(バルゴ)アスミタの霊が現れる。
 アスミタはデフテロスと呼ぶ鬼に「君は人のために力を奮う彼がうらやましいのだろう」と言い、
「戦え、私の分も。強者の君へ旧友(とも)として言おう」
 そう告げた。
 テンマが目を覚ますと、目の前には奈落に落とされたはずの天馬星座(ペガサス)の聖衣があった。

登場 :『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話』→コミックス11巻~?

【コメント】

  只今、連載において、その破天荒な言動により旋風を巻き起こしている『カノン島の鬼』ことデフテロスさんです!

 ともかく、これまでの聖闘士星矢ワールドにはいなかったキャラです。
 聖衣を噛み砕くわ、マグマの中にじゃぶじゃぶ入っていってしまうわ…。
 おまけに、「力なき者は死あるのみ!!!」「こんなものいらん!!!」「だまれ、カノン島!!!」など、口にする全てが名台詞!笑

 しかし、黄金聖闘士と同等かそれ以上の力を持っているのは確実で、今後、アテナ側に付けば、大きな戦力となってくれそうです。
 また、乙女座アスミタとは旧知の仲のようで、その関係性も気になるところ。

  ようやく名前が明らかになったばかりのデフテロスさんは、今後も要注目のキャラですよ!!!

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2008/9/11 木曜日

THE LOST CANVAS(ザ ロスト キャンバス) 第100話 噴火

Filed under: 今週の『ザ ロスト キャンバス』 — 聖闘士 星矢 @ 12:45:41

デジェル&カルディア
[週刊少年チャンピオン41号掲載]
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『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS(ザ ロスト キャンバス) 冥王神話』単行本(コミックス)第10巻は絶賛発売中です!

【あらすじ】

蠍座カルディア登場!

 水瓶座(アクエリアス)の黄金聖闘士(ゴールドセイント)デジェルが天蠍宮を訪れると、そこでは蠍座(スコーピオン)カルディアが地奇星フログの冥闘士(スペクター)ゼーロスをいたぶっていた。

 何をしていたのかと問うデジェルに対し、彼は直で冥闘士にロストキャンバスへと行く方法を聞いていたという。

 デジェルはアテナの勅命でブルーグラードへ向かうに際し、カルディアについてきて欲しいと頼む。

 「俺はそんな激寒耐えられんし、つまらん任は受けたくない」と一度は断るカルディアだが、「海皇ポセイドン」の名を聞くと目の色が変わり、「神か!!これ以上の獲物があるか!?」と興奮を隠さず、率先して歩き出す。

 一方、カノン島ではテンマが火山の噴火を止めるという最終課題に挑んでいた。

 マグマを止められず、一度は諦めかけるテンマだが、五感が薄れていく中で、第七感=セブンセンシズに近づく。

 そして、

「噴火を止められる!!!」

 ついには噴火を止めることに成功したのだった!

 その後、テンマを担いで火口を離れた鬼の下に、乙女座(バルゴ)アスミタの霊が現れる。

アスミタ登場!

 アスミタはデフテロスと呼ぶ鬼に「君は人のために力を奮う彼がうらやましいのだろう」と言い、

テンマの目覚め 

「戦え、私の分も。強者の君へ旧友(とも)として言おう」

 そう告げた。

 テンマが目を覚ますと、目の前には奈落に落とされたはずの天馬星座(ペガサス)の聖衣(クロス)があり、麓の村を救えたことに歓喜するのだった。

【感想】

  THE LOST CANVAS(ザ ロスト キャンバス)もついに連載100回目を迎えました!

  巻頭カラー&30Pで、内容も凄かった!

 蠍座カルディアの登場!
 ちょい問題児っぽい雰囲気を漂わせつつ。。

 輝火にやられたかと思われていたゼーロスの再登場!(笑)

 デジェルとカルディアの黄金コラボ実現!

 セブンセンシズに近づき、カノン島の噴火を止めるテンマ!

 アスミタ、まさかの再登場!

 鬼の名前はデフテロス!

 そして、彼はアスミタの旧友(「きゅうゆう」と書いて「とも」と読む・笑)だった!

  おなか一杯の第100話でした!
  次回以降がさらに楽しみになってきましたよ!

【今回の名台詞】

「神か!!これ以上の獲物があるか!?」(カルディア)
→何とも好戦的なカルディアさん。冷静沈着でクールを信条とするデジェルとは正反対ですね。。

「戦え、私の分も。強者の君へ旧友(とも)として言おう」(アスミタ)
→これは、デフテロス参戦のフラグか!?だとしたら、アテナ軍にとっては心強い限りです!

画像の出典:『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS(ザ ロスト キャンバス) 冥王神話』(原作:車田正美、漫画:手代木 史織、秋田書店)

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2008/9/4 木曜日

THE LOST CANVAS(ザ ロスト キャンバス) 第99話 最終課題

Filed under: 今週の『ザ ロスト キャンバス』 — 聖闘士 星矢 @ 12:57:04

マグマの滝に落下するテンマ
[週刊少年チャンピオン40号掲載]
※ネタバレ必至!

『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS(ザ ロスト キャンバス) 冥王神話』単行本(コミックス)第10巻は絶賛発売中です!

【あらすじ】

 カノン島の鬼にマグマの滝に落とされたテンマ。

 鬼は「力を扱えんのなら、そのまま死ね!!!」と言い放つ。

 生還する術を必死で考えるテンマは、掌でマグマを操った技術の応用により、全身を小宇宙(コスモ)で満たしていく。

 そして、それを手の先から足の先まで拡散させ、湛えた。

テンマ、生還!

 鬼が「燃えつきたか…」と呟いた時、マグマが吹き上がり、テンマが現れた!

 「どうだ、出来たぜ!!マグマの中から、死なずに戻ってきたぜ!!!」というテンマに対し、「当然だ」と言い切る鬼。

 再び地鳴りが起こる中、鬼はテンマに最後の課題を告げた。

「カノン島の噴火、お前の力で止めてみせよ!!!」

  「カノン島の噴火、お前の力で止めてみせよ!!!」

 一方、聖域(サンクチュアリ)では、仕える女性たちが、デジェルが教皇の間から戻ってから、自分の宮にこもりきりだと話していた。

 彼女らは、教皇の星見の助手を務める程の賢人であるデジェルのことを「聖域一の知の聖闘士」であると言う。

 宝瓶宮の書斎で、ブルーグラードについての本を手に取るデジェル。

決意を固めるデジェル

 そこは、かつて北極へと封じ込めたポセイドンの魂を監視すべく派遣された聖闘士(セイント)の末裔が住む地だった。

 だが、ポセイドンもまたアテナの宿敵であるため、デジェルは自らの命をこの任務にかける覚悟をしていた。

 その時、テーブルが音を立て、机上の本に燭台の火が燃え移る。
 それを事も無げに凍気で消すデジェルだが、大器の震えに異変を感じ、宮の外に出ると、カノン島が黒煙を上げていた。

 島では、最後の課題に動揺するテンマが鬼に「もし…俺が失敗したら?」と問う。

 すると、鬼は「この世に必要のないものが死ぬだけだろう…!!たとえば、このカノン島に住む人間がな!!」という言葉を突きつけた。

 さらに鬼は続ける。

  「自信がないか?まだ力が足りないから、逃げておくか?なら、あの村は終わりだな。そして、この先、お前は誰も救えん。誰もな!!」と。

 それがテンマの心に火をつけた。

「やってやるぜ、ちくしょォーッ!!!」

 意を決したテンマは火口へと走る。

涙する老婆

 村では、人々が逃げ惑い、老婆が「鬼がこの世を終わらせる気じゃァーッ!!」と涙ながらに叫んでいた。 

【感想】

  相変わらず、鬼さん、やりたい放題です!

 しかし、不器用だの何だの言われながらも、猛特訓の中で、しっかりと結果を出していっているテンマも凄い!

 「聖域一の知の聖闘士」と呼ばれたデジェルさんは眼鏡姿がキマッテます。
 ヒュプノス様みたいですが。笑

 しかし、宝瓶宮の中にあのような洒落た書斎があるとは驚き…!

 そして、最後は再びエンヤ婆の登場です!
 いつか、この婆さんの笑顔は見られるのか!?

  次回はついに連載100回!巻頭カラー&30Pです!

【今回の名台詞】

「カノン島の噴火、お前の力で止めてみせよ!!!」(カノン島の鬼)
→相変わらず無茶を仰る鬼さんです。f^_^;

「自信がないか?まだ力が足りないから、逃げておくか?なら、あの村は終わりだな。そして、この先、お前は誰も救えん。誰もな!!」(カノン島の鬼)
→これは孤児院の子どもたち、アスミタ、ハスガード、エルシド、ハクレイ、サロ、そして、童虎らを目の前で失ったテンマには、最もこたえる言葉ですね。さらなる悲劇を起こさせないためにも、ガンバレ、テンマ!

画像の出典:『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS(ザ ロスト キャンバス) 冥王神話』(原作:車田正美、漫画:手代木 史織、秋田書店)

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