THE LOST CANVAS(ザ ロスト キャンバス) 第107話 アンタレス
『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS(ザ ロスト キャンバス) 冥王神話』単行本(コミックス)第11巻は11月7日(金)発売です!
【あらすじ】
命には限りがあるから、「最期くらい凄ェの選びたいじゃないか!!敵も!!戦場も!!!」という蠍座(スコーピオン)カルディア。
それに対し、天猛星ワイバーンのラダマンティスは「…くだらんな。己の心臓も耐えられぬ程の熱を作り、敵へ撃つ。生涯一度きりの一撃か。だが!小虫にもささやかな覚悟はあったというわけか。」と、ようやく、彼のことを認める。
翼竜のプレッシャーに抗い、カルディアは撃った。
蠍の針の真髄、スカーレット ニードル カタケオ アンタレスを!
だが、それはラダマンティスに止められ、逆にグレイテスト コーションを受ける!
指ごと粉々に砕ける蠍座の右手。
ラダマンティスが止めの一撃を放とうとしたその時、
カルディアの左の針が翼竜の冥衣(サープリス)を貫いた!
なおも抗う三巨頭だが、ラダマンティスの心臓は燃え上がり、ハーデスの名を呼びながら、地に足を着く。
「断末魔までハーデス様か。満足なんだろ、自分の全てが冥王軍のために使えて。俺も、もう満足だ。気持ち良かったぜ、翼竜(ワイバーン)。」
ラダマンティスを置き去りにし、歩き出すカルディア。
心臓から熱が抜けていく中、彼は幼き日のことを思い出していた。
カルディアが発熱し、デジェルが救護にきた際、彼は友に自らの心臓が障害を抱えていることを告げた。
「元々長くは生きられねぇんだよ。延命をかねて、心臓に禁忌の技をほどこしたんだ。まだ制御できなくて、こうして倒れてしまう」
表情を曇らせるデジェルにカルディアは問う。
「なあ、デジェル。お前なんで聖闘士になったんだ」
「夢がある。友との約束があるんだ。」とデジェル。
「ハハ!いいな、そういうの。」と笑うカルディア。
そして、彼は続けた。
「俺は早く自分を全力で使い切りたい。その前に全部感じたい。痛みも燃焼も。聖闘士なら、闘いの中で」
今、彼は思う。
「デジェルよ、そんな生き方もあるだろう。お前は夢のために、生きて進めよ。あとは頼んだぞ…」
カルディアの心臓の鼓動が静かにその動きを止めた。
【感想】
カルディアの壮絶なる最期の一撃=アンタレスがついに放たれました!
闘いの後、元々彼は心臓に障害を抱えていて、長くは生きられない体だったことが明かされました。
それが故に、限られた命を燃やして、自身の全てをぶつける相手を求めていたというのです。
全てを知ったとき、彼なりに必死に生きた結果のこの最期に、心を震わさずにはいられませんでした。
後を託されたデジェルには、是非ともその夢を叶えてもらいたいです…。
しかし、その一方で、ラダマンティスにもまだ死んでほしくない…。f^_^;
欲張りでしょうか?笑
【今回の名台詞】
「…くだらんな。己の心臓も耐えられぬ程の熱を作り、敵へ撃つ。生涯一度きりの一撃か。だが!小虫にもささやかな覚悟はあったというわけか。」(ラダマンティス)
→ついにはカルディアを認めたラダさん。その姿は、ハクレイの執念を最期には認めたヒュプノスと被って見えました。
「俺は早く自分を全力で使い切りたい。その前に全部感じたい。痛みも燃焼も。聖闘士なら、闘いの中で」「デジェルよ、そんな生き方もあるだろう。お前は夢のために、生きて進めよ。あとは頼んだぞ…」(カルディア)
→この台詞から、カルディアの切ないほどに無垢なる思いが伝わってきます。彼がデジェルに対して抱いていた友情も…。
画像の出典:『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS(ザ ロスト キャンバス) 冥王神話』(原作:車田正美、漫画:手代木 史織、秋田書店)
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